私が初めて富士スピードウエーに行ったのは、1966年の日本GPでした。小学生ながらあの興奮は今でも覚えています。当時はまだ30度バンクがあった頃で、日本もモーターリジェションの成長の真っ只中!
トヨタ・ニッサンもレースには最大級の力を入れていた時代です。今に比べ、観客数も多く、レースが終了し、富士スピードウエーの駐車場を出るまで、数時間がかかった程です。
時は流れ、30度バンクも姿を消し、1974年には日本では初めてのF1 GPが開催されました。この日は、友人達と前日から泊まりこんで第一コーナー付近に!BOXカーを停めて屋根の上から観戦が出来ました。この日は朝から大雨で開催が危ぶまれましたが、レースがスタート!水飛沫の凄さと前が見えないのに勇敢に第一コーナーに飛び込んでいくレーサーの凄さに感動しました。
後にこのレースは、マクラーレンのジェームスハントとフェラーリのニキラウダの壮絶なエピソードで映画にもなりました。
しかし、この頃の富士スピードウエーは、おせいじにも整備されたサーキットとは呼べず、トイレも簡易トイレ、また、ストレートからヘヤピンに抜ける通路に至っては、土管の中を歩いて抜けるような、お粗末なものでした。
しかし、その後、このサーキットは、トヨタの傘下になり、場内も整備され国際サーキットに相応しいものになりました。
この頃から、今のスーパーGT選手権を地元からも距離的に近いことから見にいくことが増えて行きました。
レース関係者に知り合いがいた為、スポンサーや招待客しか入れない、プレスルームや特別室での観戦も経験出来ました。
今は、京都に引っ越し、距離的に離れてしまいましたが、大きなレースの開催日にはまた行ってみたいと思います。